infinity-S、infinity-G、STUDIO TRIBUTEの変遷

概要

venoroa1358です。

この記事では、ビジュアルノベルゲームブランドとして活動していた同人サークル「infinity-S」、「infinity-G」、および現在のサークル名義である「STUDIO TRIBUTE」について説明します。

同サークルの作品を大雑把に分類すると、「BluePrints」までと「黄昏ウィズ」以降とに分けられると思います(個人の感想です)。「BluePrints」まではギャルゲー色の濃いビジュアルノベルゲームでしたが、「黄昏ウィズ」からは映画のような品質を目指した「シネマティックノベル」となっています。

さて、同サークルは二度の名義変更を経て現在のSTUDIO TRIBUTEに至ります。そこで、この記事では次の三つの観点から同サークルについて説明していきます。

  1. 公式ウェブサイトやYoutube、Twitterのアカウント等、点在する情報の整理
  2. どの名義のサークルが何の作品を出していたか
  3. それぞれのサークルに関する話題の説明

注意事項

  • この記事には私の独自調査や推測に基づく内容が多分に含まれます。
  • この記事は当ブログのオーナーであるLouis氏が執筆した記事 「infinity-Sとinfinity-Gについて」の補完を図った記事です。併せてご覧ください。
  • この記事ではタイトルに挙げた3つのサークルを総称して「同サークル」と呼称します。

infinity-S(2012~2015)

公式Webサイトや公式アカウント

発表作品

  1. Past Memory -過去と記憶- (2012)
  2. 偽りのパトロネージ Patronage of Deceit (2013)
  3. 偽りのリレーション Relation of Deceit (2013)
  4. BluePrints~ミライへのミチしるべ~ (2014)
  5. 黄昏ウィズ – Twilight Invocation – (2015)

説明

2012年5月下旬、当時大学1年生だったある人物が「Past Memory」の開発を始めたことからinfinity-Sの歴史は始まる(同作おまけより)。この人物は「Past Memory」ではJ、「偽りのパトロネージ」ではJack(またはジャック)、「偽りのリレーション」から「黄昏ウィズ」まではいんふぃ、の名義で同サークルの代表者兼製作総指揮を務めていた。同サークルの全ての作品のシナリオは彼の担当である。いんふぃ氏以外のメンバーは作品によって毎回異なっている。

同サークルはiOS/Android向けにAppStore及びGoogle Playストアで作品の本編を無料で配信していた(「Past Memory」のiOS版は配信されなかった)。

同サークルは「Past Memory」を第一世代、「偽りシリーズ」を第二世代、「BluePrints」を第三世代と呼称している(「偽りのリレーション」エキストラより)。「黄昏ウィズ」を第四世代と呼称していたかは未確認。

「BluePrints」までのゲーム作品は「ノベルゲーム」もしくは「ビジュアルノベル」と呼称され、infinity-Sは「ビジュアルノベルブランド」という立ち位置だった。「黄昏ウィズ」は「シネマティックノベル」ゲームとしてリリースされ、infinity-Sは自身を「シネマティックノベル」ブランドとして再定義した。これに伴い、「BluePrints」までの作品は一部にフリー素材が登場していたのに対し、「黄昏ウィズ」では同サークルが制作した音楽やグラフィックのみが用いられるようになった。

「黄昏ウィズ」のエキストラにて、サークル名をinfinity-Gに変更することを告知した。

ふりーむから一部の作品が現在でも入手可能。

iTchan WikiというWebサイトにinfinity-Sの記事があり、かなり断片的ではあるが2014年までの情報が閲覧できる。このWikiは2016年ごろからメンテナンスされておらず、記事が正常に表示されなかったり、記事中のURLがドメインごと乗っ取られていたりするため閲覧には注意を要する。

infinity-G(2015~2017)

公式Webサイトや公式アカウント

  • 公式サイトへのURLはinfinity-S時代のままだった。
  • サウンド関係担当のRhia氏のTwitterアカウントYoutubeチャンネル
  • 公式通販サイト(利用不可)
    • 2021年3月現在は利用不可だが、特定商取引法に基づく表記が読める。
    • 2018年頃にコンプリート版とか売ってたらしい。
  • とらのあな通販
  • DiGiket
    • infinity-S時代の作品と合わせて、有償のものはここで再販中。
  • Enty支援ページ
    • サブスク形式で支援者を募っていた。特典の内容が確認できる。現在入会できるかは不明。
  • 先述のinfinity-Sの公式サイト一覧も参照のこと。Google Playストア等は共通である。

発表作品

  1. ALLiWs 1 奪われた未来へ (2016)
  2. ALLiWs 2 導かれる者たち (2017)
  3. ALLiWs 3(2018、中止)

説明

いんふぃ氏が代表を務めていたサークル。「ビジュアルノベル」を発展させた「シネマティックノベル」のブランドとして出発した。

「シネマティックノベル」とは、映画のような臨場感で作中に没入できる作品と説明されている。

「ALLiWs 1」リリース時点ではALLiWs 3までの製作が告知されていたが、「ALLiWs 2」リリースまでのどこかの時期で第三の作品の製作を中止。「ALLiWsシリーズ」は2で完結することとなった。また、iOS/Android向けの無償版の配布は「ALLiWs 1」までとなり、後述のinfinity-G活動終了後は「ALLiWs 2」の入手が困難だった。しかし、2021年2月に作品の再販が行われ、Windows向けダウンロード版を購入可能となった。

「ALLiWs 2」のエンドロールにてinfinity-Gの活動終了及びSTUDIO TRIBUTEとして再出発することを報告。当初は極秘情報だったが、いずれかの時点で ALLiWs2のプロモーション動画の説明欄にてSTUDIO TRIBUTEの存在が明かされた。

当時のいんふぃ氏のTwitterアカウントは削除されているが、スタッフのRhia氏のTwitterアカウントが現在でも閲覧可能。

STUDIO TRIBUTE(2017~現在)

公式Webサイトや公式アカウント

発表作品

  1. Conatus ふたつの魂動 (2018〜2019)
    1. 1巻はコチラ
    2. 2巻はコチラ
  2. パスクル – Past Cruiser – (2021年現在、製作中)

説明

春瀬八尋(はるせ やひろ)氏が代表を務めるサークル。2017年11月ごろから活動を開始。2021年3月現在も活動中。ディジタル的な側面を持つ小説の制作を主としている(ゲームも一応ある)。

設立当初のメンバーは春瀬八尋氏の他に2名。

「魅了されるような世界観を持つ、素晴らしくて感動できる作品」を作ることを基本理念としており、その実現のために「人物の感情や表情をフルアニメーションで表現する」ことを目標に掲げている(ALLiWs2のエキストラを超意訳したものなので注意)。このため、Live2D等の技術も取り扱っている。

Conatus1巻の後書きによるとinfinity-G時代よりも活動領域を広げたようで、ノベル関連以外にキャラクターアニメーションや映像制作の分野に進出していることが分かる。実際、VTuberの楽曲のMVを作ったり、なんやかんややってるらしい(サークルの活動というよりは春瀬氏の個人的な活動かも)。

上記のWebサイトに開発ブログ等があったようだが、執筆時点でアクセス不能。
同サークルの活動は春瀬八尋氏の旧Twitterアカウント及び、現行Twitterアカウント を参照されたい。

次回作「パスクル」はこんな感じの作品になるらしい。

余談

  • iTchan Wikiのこの記事にいんふぃという人名が登場するが、infinity-Sのいんふぃ氏との関連性は不明
  • 邪道な楽しみ方かもしれないが、「BluePrints」までの作品はフリー素材の宝庫。h/mix「Moment」「日時計の丘」「Dear Childhood Friend」が個人的にめちゃくちゃ気に入ってる
  • STUDIO TRIBUTEの説明が薄っぺらいが、現時点で私がこのサークルの作品を所有していないためである…近々入手予定
    • Conatusを購入したので若干追記しました
  • infinity-Sやinfinity-Gに関する当時の反応は、Twitterのハッシュタグ #黄昏ウィズ#ALLiWs_1#ALLiWs_2 などを参照されたい
こういうどヤベえエピソードが観測可能
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venoroa1358です。同人サークルinfinity-Sの作品について、いくつか記事を書く予定です。よろしくお願いします。

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